相続の承認と放棄

単純承認

被相続人の財産の一切を継承する方法です。この場合は特別な手続きをする必要はありません。

限定承認

プラスの財産が多いのか、マイナスの財産が多いのかが分からない場合に、有効な相続方法です。相続で得た財産の範囲内で借金を返済する、という条件で相続を承認する方法です。

限定承認の手続は、相続開始を知った時より3ヶ月以内に、家庭裁判所に「限定承認申述書」を提出して行います。

限定承認のデメリットは、手続きが煩雑であり非常に手間と時間がかかること、法定相続人が複数いる場合には必ず全員で手続をしなければならないことです。このようなデメリットが大きいことからあまり利用されていないのが現実です。

相続放棄

相続財産には、現金、不動産、預貯金などのプラス財産だけでなく、住宅ローンや借金などのマイナスの財産も含まれています。そのため、マイナスの財産が、プラスの財産より多い場合は、相続を放棄することができます。つまり、被相続人の財産を放棄し、一切の財産を相続しない方法を相続放棄と言います。

相続放棄をするには、「自己のために相続の開始があったことを知った時」から3か月以内と決められており、迅速に対応することが求められます。

なお、相続開始前に予め相続放棄をしておくことは認められておりません。
(東京高判昭39.11.17判タ170・229)

相続放棄は、家庭裁判所に対し、相続の放棄をする旨の申述する方法で行います。自己のために相続が開始があったことを知ったときから3か月以内という時間的制約がありますので、申述書の作成は専門家に相談することをお勧めします。


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