寄与分が問題になる場合

_DSC7789comp寄与分とは、相続人の中で、被相続人の財産形成または維持に特別の寄与をした者に、法定相続分以上の財産を取得させ、実質的な公平を図る制度です。

例えば、被相続人の遺産が1億円で、相続人が兄弟2人であり、兄が家業を手伝って、被相続人の財産形成に2000万円の寄与があった場合、

見なし遺産 = 遺産:1億円-2000万円(兄の寄与分) = 8000万円

兄の相続分:8000万円 × 1/2 + 2000万円 = 6000万円
弟の相続分:8000万円 × 1/2       = 4000万円

となります。

・被相続人である親の家業に従事して、財産を増やした
・被相続人である夫の事業に、妻が無償で従事していた
・親の介護をして介護費用の支出を抑えた

このような場合は、寄与分が認められる可能性がありますので、弁護士にご相談ください。

但し、寄与分については過度な期待は禁物です。親と同居してきた、世話をしてきたから寄与分が認められるべきだとの相談が多くなっておりますが、親に対する子の愛情の行為として行うべきことまでを金銭評価とすることには問題があります。裁判所も安易に寄与分を認めることはしませんので、過度な期待は禁物です。

寄与分の主張が出ると、紛争化する可能性がとても高くなります。寄与分の主張を行う予定のある方、寄与分を主張された方、一度、弁護士にご相談ください。

尚、寄与分が認められるのが法定相続人に限られます。例えば、息子の妻が被相続人の介護に献身的に携わったというような場合には、残念ながら寄与分として主張することはできません。


経営者の相続トラブル解決の豊富な経験 03-6226-5096
生前対策 Q&A 経営者・個人事業主が知っておきたい相続・承継に関するQ&Aを集めました
地方・遠方で相続トラブルにお困りの経営者・事業主様のための出張相談実施中
PageTop